弥生会計 振替伝票の登録方法
現在、会計ソフトの中で最もユーザー数が多いのが弥生会計シリーズです。
個人事業主や小規模事業者向けには特によく利用されています。
弥生会計の初期設定についてご紹介します。
弥生会計を使われている、会社の経理担当者や経理をご自身でされている経営者の方向けに書いていきます。
今回は、振替伝票の辞書登録方法についての説明を行います。
目次
最初の設定が重要
弥生会計では、同じ取引を何度も入力することを避けるために「辞書登録機能」があります。
この辞書登録をうまく活用すれば、毎月同じ取引を簡単に入力できるようになります。
今まで入力にかかっていた時間を短縮でき、時間の効率化にもなります。
まずは、最初の設定が非常に重要です。
設定自体をきちんと行ってしまえば、あとはかなり楽になります。
伝票辞書への登録方法
例えば、次のような取引を伝票辞書に登録する方法を説明します。
(例)税理士に支払う顧問料の取引を登録する
10月15日 税理士へ顧問料21,600円(源泉所得税2,042円控除後、19,558円)を現金で支払った
仕訳は、(借方)支払報酬料 21,600円
(貸方)現金 19,558円
預り金 2,042円
となります。
弥生会計に入力すると、以下のような画面になります。
この仕訳を伝票辞書へ登録します。
画面上部のメニューから「編集」⇒「伝票辞書へ登録」を選択してクリックします。
すると、「伝票辞書の新規追加」という画面が現れます。
①取引名…簡潔に取引名を入力しましょう。
②取引分類…特に何もせずで大丈夫です。
③サーチキー英字…伝票辞書から検索する際に使うキーワードです。連想しやすいキーを入れておきましょう。
※サーチキー数字…数字でも検索することは可能です。
ただ、取引ごとに数字を暗記しないといけないのでオススメできません。
最後に、「登録」ボタンをクリックすると、取引が登録されました。
登録されているかの確認
先程、弥生会計へ登録した仕訳ですが、実際にきちんと登録されているか確認しておきましょう。
登録の仕方は、「設定」⇒「取引辞書」⇒「伝票辞書」です。
画面が切り替わります。
すでに最初から登録されている仕訳も多数あります。
一番下までスクロールすると、今回登録した仕訳が現れます。
翌月の処理(伝票辞書からの呼び出し)
頻繁に発生する仕訳を登録したので、翌月からは辞書機能を使って簡単に取引を入力しましょう。
ほとんど入力する手間がなくなりますので、大変便利です。
振替伝票の画面にいきます。
新しく振替伝票を作成します。
画面右上にある「伝票辞書」をクリックします。
すると、登録されている伝票辞書がズラリとでてきますので、先程登録した仕訳を選びます。
たくさんある中から選ぶのは面倒なので、サーチキー英字を利用しましょう。
画面の場合、英字で「komon」とキーボードで入力します。
入力する金額や日付、摘要欄に必要があれば訂正して、登録しましょう。
これで、振替伝票の伝票辞書への登録とその後の入力方法についての説明は終わりです。