現役税理士がクラウド会計ソフト「freee」を使ってみた―22日目―

前回は、専用アプリを用いた活用方法(その⑤)についてご紹介しました。
本日は、他の会計ソフトからfreeeに乗り換える場合について見ていきたいと思います。
今回は、弥生会計から移行する場合の方法をご紹介します。
目次
以前のデータを引き継ぐことが可能
今まで他社の会計ソフトを使用しているケースはかなり多いと思います。
その場合、悩むのはデータの移行です。
途中から会計ソフトを移行するのは何かと面倒ですね。
しかし、freeeでは他社からの乗り換えを比較的簡単に行うことができます。
会計データをCSVファイルに書き出すことができれば、freee側でインポートを行えます。
旧データをCSVファイルに書き出す
まずは、今まで使用していた会計データをCSVファイルに書き出します。
例のために弥生会計のケースを見ていきます。
弥生会計では、「仕訳日記帳」⇒「ファイル」⇒「エクスポート」でCSVファイルに書き出せます。
エクスポートしたいファイルをデスクトップ等にCSVファイルへ書き出します。
データ名は「弥生会計データ」と仮に付けておきます。
freee側の設定準備
次に、先程のデータを取り込む準備をします。
freeeの基本画面を立ち上げます。
ナビゲーションメニューの「設定/その他の設定」をクリックします。
次の画面になります。
「初期設定」の「乗り換え」をクリックします。
画面が切り替わるので、乗り換え元の会計ソフトを選びます。
今回は「弥生会計」をクリックします。
次の画面になります。
あとは、手順②~⑤をfreeeの指示にしたがって進めていきます。
弥生会計データのインポート
今回は手順②~④を割愛しますが、スキップしても問題ありません。
手順⑤の作業から行います。
「仕訳データのアップロード」のところで、
CSVファイルをドラッグ&ドロップします。
次の画面になります。
2件の仕訳データが正常に取り込まれました。
問題なければ、「登録する」をクリックして、処理が完了です。
何百件、何千件もの仕訳データを取り込むことももちろん可能です。
比較的簡単に取り込み作業はできますので、ぜひ活用していきましょう。