現役税理士がクラウド会計ソフト「freee」を使 ってみた―4 日目―
前回は、基本情報の登録(事業所及び請求書設定)方法についてご紹介しました。
本日は口座の登録を行いたいと思います。
目次
口座とは?
口座の登録前にまず口座について簡単に説明をしておきます。
freeeでいうところの口座とは、単に一般的な預金口座のみを指すわけではありません。
口座には、各種銀行口座のほか、クレジットカード、決済サービス、電子マネーも含まれます。
私自身も最初のころは、銀行口座のみしか登録できないものと勘違いしていました。
お金に代替するものはほぼすべて口座としてfreeeに登録することが可能です。
口座を登録することで何ができるようになるの?
自分が使っている口座をfreeeに登録すると、何ができるようになるのでしょうか。
前回も少し触れましたが、口座を登録すると取引が自動で記帳されます。
つまり、取引が発生すると自動的にデータとして取り込んでくれるのです。
さらに、AI(人工知能)によって、これまでの記録をもとに取引に関する仕訳さえも行ってくれます。
今まで作業としてやっていた1件1件ごとの入力処理が不要になりました。
やるべきことは、取り込まれたデータをチェックするのみです!
口座の登録方法
それでは、実際にfreeeで口座の登録を行っていきたいと思います。
freeeのホームページからログインして、基本画面を立ち上げてください。
ナビゲーションメニューの「口座」を選択し、「口座を登録」をクリックします。
口座登録できる銀行やサービスの一覧がずらりと出てきました。
この時点では、銀行が3,659件、クレジットカードが120件、決済サービス・電子マネーが30件となってます。
銀行では、全国の主要銀行のほか地方銀行や信用金庫、信用組合にいたるまで、ほぼ網羅されているようです。
日々登録できるサービスが増えていっているので、ますます使いやすくなっていくでしょう。
登録したい口座を画面上または検索して、クリックします。
私の場合は埼玉りそな銀行を選択します。
選択すると、口座が登録されたという画面が出ました。
ここからは銀行のアカウント情報を入力していき、口座が同期できるように進めます。
なお、ここで入力する情報は登録する銀行やサービスによって異なります。
ご自身で銀行等が提供するネットサービスを利用できるかどうかの確認が必要です。
なお、パスワード管理はセキュリティの基本ですので徹底しましょう。
アカウント情報を入力して、freeeと同期が成功すると、以下のような画面になります。
もし、エラーになると、オレンジのメッセージが出ますので、出なければ同期は成功です。
このように一度登録しておけば、次回からは「今すぐ同期」ボタンをクリックすれば、自動的に入出金データを取得してくれます。
銀行口座以外のクレジットカード等のサービスも同じ要領で登録できます。
今回はここまでです。
次回はfreeeに手動で明細を取り込む方法について見ていきたいと思います。